とびだせ語彙力!ルピシア凍頂烏龍茶 特級のいろんな焙煎飲み比べ大会
こんにちは!お茶好き3年目とちょっとのたしろです。
このブログではルピシアさんが年に2回販売しているお茶の福袋やその他ルピシア商品を何度かご紹介させていただいておりまして、その中でふと気になったラインナップ。
- 凍頂烏龍 特級 軽焙煎
- 凍頂烏龍 特級 中焙煎
- 凍頂烏龍 特級 重焙煎
の3種。
一瞬同じお茶かと思いきや、焙煎の度合いに違いがあるようです。焙煎度の違いでいったい味にどんな違いが出るのか…。
この記事はそんな疑問を抑えられなくなった筆者が、ひとりで飲み比べ大会を開催した模様をお送りいたします!(たのしい)
「お茶エンジョイ勢」による飲み比べです
たしろはお茶好き3年目ですが非常にカジュアルに楽しんでいるお茶エンジョイ勢です。
知識もこだわりも無いにい等しいゆえ、的確な表現や皆さまの飲みたい欲をそそるような表現をお届けできる自信がぶっちゃけありません。
お茶をよく知る方々が読んだら「何いってんだこいつ」と思われるかもしれません
それでも飲み比べたり新しいお茶の味を知ったりと、本人は至って楽しいことの連続。書いてる今も超楽しいです。
この記事で、お茶好きやお茶に興味があるけど尻込みしているような方に「分からないなりでもお茶はこんなに楽しいんだよ!」ということだけでも伝わりましたら幸いです。
つまり今回は8割くらいたしろが楽しいだけの記事です
凍頂烏龍茶とは何かをちょっと調べてみる
筆者は大手飲料メーカーのペットボトルで初めて飲んでそのまま大好きになったお茶なんですが、とても爽やかで、スッキリした味わいのイメージが強いです。
中国のお茶ということは知っているもののそれ以上は何も知らない筆者。せっかく飲むのだから 「あぁ凍頂烏龍茶ね!」ってハッタリかませたらいいなと思ってちょっとだけ調べてみました。
とはいえエンジョイ勢なのでそこそこググってみたりルピシアの会報誌をざっと見てみたレベルです
凍頂烏龍茶のざっくり概要
凍頂烏龍茶は台湾で栽培される烏龍茶の一種で、半発酵のお茶(青茶)という分類のお茶です。
お茶は種類によっては摘んだあと乾燥、発酵させるという過程があるのですが、凍頂烏龍茶は発酵過程を途中でストップさせて半発酵の状態にします。
ちなみに緑茶は無発酵、紅茶は完全発酵のお茶です
凍頂烏龍茶は無発酵のみずみずしさと、発酵の熟成感の両取りイイじゃん!なお茶やね
凍頂烏龍茶のおいたち
凍頂烏龍茶は台湾の凍頂山という山で栽培されたのが始まりらしいんですが、人気の末に台湾各地で栽培されるようになり、今となっては台湾の代表のお茶!みたいな子なんだそうです。
寒そうな名前の山ですが、1年中春のような暖かさらしいです
凍頂烏龍茶の特徴
凍頂烏龍茶はとにかく香りがとっても良く、また緑茶や紅茶と違って煮出しすぎてもほとんど渋くなることがありません。
そして中国茶の多くがそうなんですが、凍頂烏龍茶は5煎目くらいまで繰り返し抽出して味の変化を楽しむのが醍醐味のお茶。
次第にまろやかになる味を楽しむのも良いですし、長く楽しめる中国茶はお友達と集まってお話に花を咲かせる際のお供にもピッタリですお茶飲み友達いる人うらやましいね!
健康面にも嬉しいことが
凍頂烏龍茶には、アレルギー反応を抑えることでおなじみのメチル化カテキンがたくさん含まれています。冬から飲むことを習慣づけていると、春の花粉症対策にも良いんだとか。
飲み比べる凍頂烏龍茶3種はこれだぁ!
とまあ凍頂烏龍茶の背景を知ったところで本題の飲み比べ!実際に飲む凍頂烏龍茶のご紹介です。
今回の主役たちはこちら。ルピシアで購入した凍頂烏龍茶の特級で、普通のより絶対いいやつです(言い方)。
- 凍頂烏龍 特級 軽焙煎
- 凍頂烏龍 特級 中焙煎
- 凍頂烏龍 特級 重焙煎
軽・重焙煎はルピシアの福袋に入ってて、せっかくだからと中焙煎は別で購入しました!
と、試飲直前に1点気付いたことがあります。
あれ?キミだけ冬の子じゃん??
軽焙煎と中焙煎が春摘みなのに、重焙煎だけ冬摘み。筆者痛恨の見落としです。
実は凍頂烏龍茶って、収穫が1年に2回やってくるお茶。あまり詳しくないのですが春摘みは香り良く、味は爽やか。一方秋や冬摘みはとっても甘みが増すんだそうです。
紅茶のダージリンと似てるね!
(春/夏/秋とシーズンがある)
そんな筆者の節穴やらかしで単なる焙煎度の違いではなくなってしまいましたが…同じ『凍頂烏龍茶』と名の付くこの3種類のお茶。一体どんな個性があるのか、めげずにレポートいたします!
凍頂烏龍茶を飲み比べ!
茶葉から試飲まで、色々比べてみましょう!
茶葉を見比べてみる
凍頂烏龍茶の茶葉はクシャッと丸まっているのが特徴。抽出後は茶葉が開いて急須の中がめちゃくちゃボリューミーになります。
ではでは3つの茶葉を見比べてみましょう!
並べるとご覧の通りの違いですあんまりわからんね。各茶葉の所感は以下の通りです。
軽焙煎
軽焙煎の茶葉は、焙煎してるようには見えないくらい青々しい茶葉です。香りは不思議と野性味やスッキリ感を感じず、いわゆるフルーティーな香り?がします。
香りから「渋そう」感は全然感じません
中焙煎
中焙煎は茶色い!軽焙煎を見てからだと違いがよくわかります。
茶葉の香りは軽焙煎と比べるとかなり香ばしい香りになりました。焙じてる感満載な変化に筆者ワクワクです。
重焙煎
続いて重焙煎。これは…見た目じゃ中焙煎との違いわかりません。ですが違いがわからないのは見た目だけ。香りがぜんぜん違います。
てっきり更に香ばしいキレッキレな香りになると思ってたんですが、3つの中で一番マイルドな香りです。
マイルドと言っても決して香りが弱くなったわけではなく、角のない豊潤な香りというか…早々に語彙力不足ですがほんのり甘い香りがします。
奥行きを感じます。冬摘みならではなのかは知りません!
凍頂烏龍茶の抽出方法
ルピシアの茶葉は、袋のラベルに抽出方法が記載されているのでそのラベルに沿って抽出しました。
【カップ1杯分(150ml)】
- 茶葉:6g
- 温度:熱湯
- 抽出時間:45秒~1分
上の方でも申しましたが、中国茶は5煎目くらいまで繰り返し抽出して味の変化を楽しむのが醍醐味のお茶。
何杯も楽しめるのが中国茶の楽しいところです!
ということで今回は、中間どころっぽい三煎目で飲み比べることにしました。
ちなみに一煎目は茶葉を蒸らすための役割のため、お作法だとお湯を注いですぐに捨てる(味が薄いので飲まない)らしいのですが、たしろは普通に一分ほど抽出して飲んじゃいます…。
凍頂烏龍茶の試飲だぁ!!
早速注いでみました。左から軽焙煎、中焙煎、重焙煎です。お色味は茶葉と同様、軽焙煎だけ突出して鮮やかなグリーンになりました。
そして肝心の味ですが…正直飲み比べる前は『いうてもそんなハッキリは分からんやろな…』なんて思ってたのに香りも味も全然違いました。
軽焙煎は普段飲む凍頂烏龍茶に一番近い
水色も味も、私のよく知る凍頂烏龍茶です。緑茶やジャスミン茶に似た黄色がかった緑がとってもキレイ。
よく知る味ではあるんですが、それでいてちょっとお高い茶葉だからでしょうか。普段飲む凍頂烏龍茶よりも花の香りがより華やかな印象です。美味しい…!
この独特の花っぽい香りと、スッキリかつ若干の渋さが良いですねー!私の好きな味!
なんというか、こう、葉っぱァ!!!って感じです
おそらく凍頂烏龍茶特有のスッキリさと軽い香りがステキという意味
中焙煎は「香ばしい凍頂烏龍茶」
続いて中焙煎。茶色い水色なんですが凍頂烏龍茶感は残っており、軽焙煎に香ばしさをプラスしたお味がしました。
持ち前の花っぽい香りも楽しめる中で、香ばしさが加わったぶんちょっと日本茶のほうじ茶に近い味わいです。
ハイブリッド感がすごいですねぇ…!
なんて文章にしてみると予想通りかつ実に凡な感想ではありますが、凍頂烏龍茶の良いところを残しつつ、ほうじ茶の香ばしさを感じられるいいとこ取りが楽しい一杯。
焙煎した凍頂烏龍茶…その味や良し!と初めて出会う味に筆者は終始ウッキウキで飲みました。
重焙煎は「濃厚」
水色は茶色く、見た目は中焙煎と違いがないのに、お味はまるで違いました。
もはや凍頂烏龍茶とは思えないまろやかさと濃厚さ。スッキリさや香ばしさよりも深~い甘みと茶葉の濃い味が怒涛の猛攻を仕掛けてきます。
3種の中で一番濃厚な味なんですが、渋さは全く感じません。香ばしさが更に増すと思っていただけに予想外の変化で筆者は興味津々です。
これは冬摘みならではなのかもしれないな…とも思いました
何よりもですね!
一番言いたいのは、めっちゃ美味いということです。このお茶ほんとすごい美味しいの。ほんともうね、美味い(稚拙)。
とまぁ初めての濃厚な美味しさに驚きつつも、そのフルパワーをたっぷり堪能させていただきました。ご馳走様です。
飲みくらべを終えて
思ってた以上に違いがあったこと、また凍頂烏龍茶はたくさん焙煎しても美味しいという発見。
今回私が知ったのは凍頂烏龍茶のほんの一端だと思います。それでもわかるこの違い。もうね、楽しいんですよ。美味しくて楽しいって何事ですかね。
そんな訳でこれから出会うであろう多くのお茶への楽しみが垣間見える、非常に飲み比べ甲斐のある飲み比べでございました。
結論!
焙じた凍頂烏龍茶は美味い
(あと高い茶葉も美味い)
蛇足:お茶への表現で思うこと
お茶を嗜む方々やお茶専門店を見ておりますと、非常に美しい言葉で感想を述べたり、思わず飲みたくなるような味の表現をしておられます。これがまた購買意欲をくすぐるんですよ。
ですがあまり色んなお茶を飲んだことがない人にとにとっては「なんか堅苦しい…お茶って難しいな…」なんて感じてしまうかもしれません。
私も高尚な表現に尻込みしていた一人です
そんなたしろですがちょっとしたきっかけで普段は飲まない紅茶に出会い、ルピシアの福袋を通して一気に色んなお茶を飲む機会を得まして。
実際に様々なお茶を飲んでいると、何度もハッとさせられる事に気が付きました。
その表現、確かに!!!と。
決して小難しくしているのではなく、実際にたくさん飲んできた経験と、お茶への知識を積んでいるからこそできるピタッとハマる表現なんだなと。
一方筆者たしろはお茶好き3年目ですが、非常にカジュアルに楽しんでおり沢山のお茶の種類を知っていたり、味に詳しいわけでもありません。そんな知識の乏しい筆者が今回稚拙な表現ながらも感想を書きました。
当然正解なんてありませんので、興味があれば是非とも同じお茶を飲んでみて私との感じ方の違いなんかも体験してみてはいかがでしょうか。
味の感想が全然違っても当たり前。みんなの好みや感想が違うことが楽しいのもお茶の醍醐味の一つです。
「お茶の違いがわからないし、知識もないから…」なんて尻込みせずに、自分の世界にどっぷり浸かって楽しむ。好き勝手に語るこの記事で、そんなお茶ライフを始める後押しが出来ましたら幸いです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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