【はじめての趣味楽器】一緒にカリンバ始めようぜ!(紹介編)
こんにちは!リアルだと引っ込み思案すぎてこんな勧誘絶対にできないたしろです。
今回はお家で気楽に始められてとっても楽しい楽器、カリンバの紹介です!
「これから何か楽器を始めてみたい」方や、「カリンバっていう楽器、どんなのか興味ある!」な方に、カリンバにハマった筆者がカリンバの良さを超プッシュしたり、実際に購入する際の選び方などを紹介する記事です。
「すでにカリンバを購入した!」な方や「始めてるんだけど、実際の演奏方法や練習方法を知りたい…」な方は、こちらのカリンバのお手入れ記事、弾き方解説記事もおすすめです!
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【はじめての趣味楽器】カリンバのチューニングやお手入れ方法を紹介します
【カリンバで曲を弾きたい!練習はどうやるの?】
【はじめての趣味楽器】カリンバの練習方法や楽譜の選び方について
カリンバってなぁに?
カリンバとは親指で鍵盤を弾きオルゴールのような音を奏でる楽器で、とってもキレイな音色が特徴です。
参考と言うにはおこがましいのですが、カリンバを始めて少し慣れてきた筆者たしろの練習風景をばっさりカットぎみのスーパーダイジェストでご覧くださいませ。
このようにド素人独学スタートの凡人が弾いてもとってもいい音なの、伝わるでしょうか。
この楽器、アフリカの民族楽器を多くの人が演奏できるよう商品化したもので、「ラメラフォーン」という種類の楽器なんだそう。ハンドオルゴールや親指ピアノとも呼ばれます。
ヒュー・トレイシーさんという民族音楽の研究者が、カリンバのルーツであるアフリカの民族楽器「ムビラ」をはじめ、色んな楽器をものすごーく研究してカリンバを開発したんですって!
トレイシーさんの苦労が物語るのですが、この「カリンバ」および「ラメラフォーン」の定義は結構奥深く、アフリカの各地方で形状から演奏法、使用用途、名称までかなり様々な種類があります。
そのため全部紐解くとキリがありません(というか私も全部は分かりません)。なので今回は一般の人達が演奏する楽器として広く知られているカリンバに絞って、さらにさらに初心者の選択範囲に絞って紹介します!
カリンバの素敵ポイント
カリンバという楽器は深堀りすると大変奥深く、素晴らしいポイントが盛りだくさんです。
その中で注目したいのが、音楽未経験者でも始めやすい特徴がたくさんあるところ。
そんなカリンバのいいところを、実際にカリンバを楽しんでいる筆者がご紹介します!
音色の綺麗さ
なんと言ってもまずこれです!見た目が原始的なことから意外に思われる方が多いのですが、弾くだけでとにかくキレイな、オルゴールのような音が出ます。
曲を弾くスキルが無い初心者のうちでも、適当に色んなキーを弾いてるだけでも癒やされますし、その「適当」でもすごく「それっぽい」のがたまりません。
また、カリンバは制作メーカーごとに音や形の個体差があり、購入したカリンバによって音色や弾き心地は大きく変わります。
ハマっていくと色んなメーカーのいろんなカリンバを揃えて音色の違いを楽しむ人もいらっしゃいます!
入手のしやすさ
楽器を購入するというとハードルが高いことのように感じますが、試演が不要であればカリンバは通販で気軽に購入できます。現に、私が購入したカリンバはAmazonで購入したものです。
おまけにカリンバはピンキリあれど安価なものは3~4000円台で購入できるので、他の楽器と比べるとかなり気軽に購入できちゃうんですよ。
安価で買えるからといって粗悪なわけではなく、しっかりきれいな音で弾くことができます。ちなみに私はこれまでAmazonで2台のカリンバを購入してきましたが、どちらもハズレは無かったです。
特にこちらのGECKO製のカリンバは、キーがしっかりしていて演奏しやすく音もクリアで、最初に買ったけど今でも一番のお気に入りです。
もちろんギターやピアノ、管楽器も通販で買えなくはないです。ですが試奏せず自分にピタッとハマる楽器に出会うのはかなり難しい…。
多くの楽器は高価な買い物になりやすいだけに、ハズレを引くとかなりショックです…
そんな中、カリンバの安価かつ通販で気軽に買える手軽さは、「続くかわからないけどやってみたい」方にはとってもおすすめです!
とっつきやすさ
初めて何か楽器を演奏するとなると、右も左もわからないので教本を買ったり教室に通ったり、運指やポジションを覚えたり、正しいフォームを練習したり…と、まともに音を出すまでに沢山のハードルがあるものが多いです。
それらに打ち込むのも楽しいのが趣味と言えばそうなんですが、そこまで打ち込む時間がなかなか取れないのが現代人の辛いところ。
一方カリンバなら楽器を両手に持ち、親指で弾く。それだけで第一ハードルクリアです。めちゃくちゃ簡単。
また、カリンバはシンプルですがドレミ(音階)の運指がかなり独特です。
親指ピアノと名はつくけど、ピアノ経験者ならすんなり弾ける…なんてことはありません。そのため楽器を全くやったことがない人も、他の楽器経験者もスタートラインがおんなじ。そんな楽器未経験者への間口の広さが初心者へのおすすめポイントです。
お手入れや管理のしやすさ
カリンバはとてもシンプルな構造で、分解・組み立てなどの必要もありません。チューニングや移調も購入したカリンバに付属しているハンマーひとつで簡単に。
ケースからサッと出して演奏して、終わったら鍵盤部分などを軽く拭いてサッとしまう。実にシンプルかつ省スペース。ややこしい手入れも一切ないのがこの楽器の手軽さ最大のポイントだと思います。
カリンバの種類:初心者向におすすめのカリンバは?
冒頭で述べたとおり、カリンバは大変奥深く、種類も掘り進めると実に様々です。全部の紹介は無理すぎるので、趣味として広く知られているカリンバに絞って、さらにさらに初心者の選択範囲に絞って紹介します!
形状の違い:トレブルとセレステ
カリンバには、大きく分けて2つの形状があります。
初心者には?
弾き方など基本的な事は両者全く同じなので「どっちが初心者にとっていいか」については好みで決めて問題ありません。
トレブル
箱型の土台にサウンドホール(穴)があいているタイプのものです。後述するセレステと比べると、中が空間になっている分音がよく響きます。
カラーバリエーションがあったりサウンドホールに動物のシルエットをあしらったものなど、シンプルな中にも個性的なものが沢山あるのでお気に入りの1台を見つけてみると、練習のためのモチベーションが上がります!
セレステ
トレブルと違い土台が板状になっているタイプのものです。トレブルと比べるとより鍵盤の音がハッキリしている印象です。
こちらも個性的なものがたくさんあります。板に可愛い模様の焼印が押してあるもの、土台の板が動物の形をしているもの、素材が木ではなく透明のアクリルでできているもの…。
筆者は次のカリンバにこのセレステタイプの購入を考えているのですが、飾っているだけで絵になるようなものもたくさんあるので、購入前の選ぶ段階でもう楽しいです。
キー(鍵盤)の数:17キーと21キー
カリンバ入門にあたって一番多く使われているのがこの2種類のキー数のものだと思います。
キーの違いは、使える音の数の違い。「そんなの多いほうが良くない?」と思われがちですが、初心者のうちにキーが多くあるものを選ぶと、どのあたりにどの音があるかといった「運指を覚える」という作業に時間がかかります。
初心者には?
最初は少ないキー数で、弾ける曲が多くなってくれば多いキー数…という進め方が概ねおすすめです。
ですが!!
「絶対に弾きたい曲がある!!」という動機でカリンバ購入に踏み切るのでしたら、はじめからその曲が弾けるキー数のものを買う、という方がいい場合もあるので、ご自身がどういう動機でカリンバを弾きたいかにあわせて選んでくださいね!
絶対に少ないキー数からじゃないと上達しない!というわけではないのでご安心くださいね!
おまけ:その他のいろんなカリンバたち
以上が初心者におすすめのカリンバですが、難易度などを度外視すればカリンバワールドは実にバリエーションが豊かです。
可愛いカリンバさんや、弾きこなせたら絶対かっこいい…いつか弾きたい、そんなカリンバさんたちをご紹介させてください!
夢弦工房さんの「半音付きカリンバ(クロマチックカリンバ)」
外部サイト
夢弦工房楽器の部屋・カリンバ・ケーナ・ダルシマー・販売 (ehoh.net)
様々な民族楽器の制作で有名な工房、夢弦工房さんのとても有名なカリンバです。
「クロマチックカリンバ」というのは「半音付き」カリンバの事なんですがこちらのカリンバは1台1台受注生産で、半音キーが付いているためチューニング(移調)いらずで様々な曲が弾けます。
そしてなにより、とってもとっても素敵な音。こちらのカリンバのファンは多く、You Tubeには夢弦工房さんのカリンバを用いたとっても素敵な演奏動画がたくさん上がっているほどです。
職人さんの素晴らしい仕事ゆえに初心者が手を出すには少しお高く、また見ていただければわかりますが運指を覚えるのがめちゃくちゃ大変です。
いつか、いつかこれを購入して、好きな曲を弾きこなしたい…!!!と強く思う、駆け出しカリンバ弾きの憧れな1台です。
ちなみに夢弦工房さんは、他にも3オクターブもの音が出るカリンバや、音階の運指をピアノと同じ並びにしたカリンバなんかも制作しておられます!
ヒュートレイシー社の「クロマチックカリンバ」
こちらも半音付きカリンバですが、半音キーがなんと裏面に付いているという仕様。この形はカリンバの開拓者でもあるとっても偉大なお方、「ヒュートレイシーさん」の着想を元に制作されているものです。
このヒュートレイシー社のカリンバはとても輪郭のはっきりした、澄んだ音が特徴。そしてここのカリンバはプロの奏者など上手い方が弾くと本当に感動もののサウンドが堪能できます。やばいです。私のカリンバと全然違う(当たり前)。
ちょっと逸れましたがそんなヒュートレイシー制のクロマチックカリンバ。裏面のキーは完全に手探りなのでとってもとってもテクニカルなスキルを要求されますが、モノにできるならば絶対にかっこいいだろうな…と思うカリンバです。
というかヒュートレイシー社のカリンバ自体、カリンバ弾きの憧れ的な存在です…!
8キーカリンバ
その名の通り、キーが8本だけのカリンバです。
なんでこれを上げたかというと、もうね、かわいい。すごく可愛い。
筆者たしろは、ミニチュアが大好きです。中でも日用品のミニチュアが好きです。
普段使っている化粧品のサンプルとかトラベル用とかでミニサイズのやつあるじゃないですか。ああいうのにすら惹かれるくらい、「普段自分が使っているもののミニチュア」が大好きです。
で、このミニサイズカリンバなわけです。手のひらサイズでストラップホール付きのものもありまさにミニチュア。弾ける曲が激少なくなるだろうから実用面はあんまりであろうことが推測されますが、個人的には可愛さだけで買う動機になりかねない1台です。
カリンバで「自分で音楽を奏でる楽しさ」を味わってほしい
弾き込もうとおもえばいくらでも難しくなるのに、始めるとあらば気軽にチャレンジできちゃうこの楽器、「何かを始めたい人」にとってもおすすめできるのでとってもおすすめしたいんです。
また、何かを始めるとき、同じ趣味を持つ人がいるとなんだか嬉しくなります。
カリンバはここ数年で認知度はじわじわ~と高くなってきていますがまだまだマイナー楽器。教本も少なくつまずいた時の情報が少ない点は他の楽器に遅れを取る感が否めないわけです。
そんな中でカリンバ仲間が増えれば、Twitterなどで情報の共有ができたり同じ時期に始めた初心者さんの練習動画などがモチベーションになったりして、幸せなことがたくさんあります。
なにか趣味を始めたいけどギターやピアノはハードルが高い。
そんな方の趣味探しの選択肢になればな…とご紹介させていただきましたので、この記事であなたの新たな趣味選びのお手伝いが出来ていれば幸いです。
もしも、カリンバ仲間になってくれたなら…さらにさらに幸いです!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!!
この記事で紹介した商品
17キーカリンバ
筆者が初めて購入したカリンバで、弾きやすさや音の綺麗さから、今でも一番のお気に入りです!
21キーカリンバ
サウンドホール(穴)の部分の猫ちゃんがあまりに可愛く衝動買してしまったものです。
ですが17キーより低音が使えるという利点もあって、好きな曲を弾ける幅が広がりました!
アクリルのカリンバ
箱型ではなく板型のカリンバ。動物シルエットで透明で、おまけに音もきれい。まさに"映える"楽器。
筆者残念ながら持ってないんですが、めちゃくちゃ欲しい一品です。
ヒュートレイシー社の「クロマチックカリンバ」
本体裏側に半音キーが付いていて、使いこなせさえすれば移調が不要というカリンバ唯一の弱みを払拭するカリンバ。ただし使いこなすには相当の努力が必要と思われます…!!
8キーカリンバ
キーが8本だけのカリンバです。めちゃくちゃかわいい。17キーカリンバすらハードル高く感じる…なんて方は、こちらのカリンバを触ってみてはいかがでしょうか。
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